目次
十二国記の最新刊
小野不由美の十二国記の新作です。
大長編で1、2巻が10月、3、4巻が11月にと2ヶ月にわたって刊行されました。
書き下ろしは18年ぶりだそうです。そんなに経っていることに気付きませんでした。出してくれて本当に感謝です。
舞台は戴
話としては『黄昏の岸 暁の天』の続きになります。但し、メインのキャラと舞台が変わります。
そして他に『魔性の子』『風の海 迷宮の岸』を読んでから本作を読んだ方が良いと思います。
もっとも『白銀の墟 玄の月』から十二国記に触れるという人はあまりいないとは思いますが……。
読了して
正直な話、私はあまり戴の主従に思い入れはないのです。
それでも戴が陥った災難がどう決着するのかは気になっていました。この作品でそれが解き明かされた訳です。読み応えたっぷりでした。
戴麒の決断、行動、結末には驚かされました。麒麟の性質と持っているものなのか、胎果だからこそ出来たことなのかは分かりません。新しい謎ですね。
来年(2020年)には短編集が出るそうですが、その辺りが語られることはあるでしょうか・・・。
そしてこれまで語られることのなかった国やちょっとしか出てきていない国の話も読んでみたいなと思うわけです。
まずは来年の短編集を楽しみにします。その次は何年後・・・?😅
ポチップ