羽生結弦 notte stellata 2024 1日目

公演日時：2024.3.8 17:00
場　　所：セキスイハイムスーパーアリーナ

今年もスタンド席をチョイスしました。
一応3日間全部を申し込んだのですが、これが唯一の当選でした。

去年とは逆側、かつステージに近い席でした。
しかし、前列との間に通路があったため視界を遮られることはなく、とても観やすかったです。

ショーは、羽生くんのnotte stellataから始まって、オープニング、第1部のラストにスペシャルゲストとのコラボ。2部はグループナンバー＋映像出演、ゲストの演目があって、トリは羽生くんという去年と同じ流れでした。
しかも、セットリストを記入していって気付きましたが、1部は演技順も去年と同様でした(コラボの前にフェルナンデスが加わっただけ)
オープニングとフィナーレの曲も同じ。出演者が増えた分フォーメーションなど細かい部分の変更はありましたが、基本的に同じ振付でした。
つまりこれがこのショーの基本スタイルということなのでしょう。

notte stellata

去年よりもずっと柔らかく優しい演技でした。

Carmina Brana

羽生くんに滑ってもらいたい曲によく挙げられる王道曲ですが、『羽生結弦のカルミナブラーナ』からする予想とは全く違った内容だったと思います。

演者が先なのか、演目が先なのか分かりませんが、よくぞこれを作り上げてくれましたという思いで一杯です。

存在感とカリスマ性のある羽生くんを絡め取り、操り、翻弄する運命の女神を演じられるのは、やはり存在感たっぷりの人でなければ。大地真央さんは本当に填まっていました。

圧倒的な存在感で、支配する糸が見えるようでした。
それでいて最後は、青年に寄り添う慈愛に満ちた光の女神に一瞬でチェンジするのですから素晴らしいです。

操られる側の羽生くんも見事でした。
無垢な青年、女神に絡め取られていることに気付き藻掻く様、受け入れて進むことを決意する様子をしっかりと演じきっていました。

僅か5分ほどの演目ですが、最上級のオペラを観た気分です。
去年のコラボでも同様の事を思いましたが、これを観られただけでチケット代の元は取ったと感じました。

あまりにも衝撃的すぎて、休憩に入ってもかなり長い間客席のざわめきが収まりませんでした。

Permission to Dance

いきなりポップな映像と共に出てきた時は、カルミナブラーナとの落差に衝撃を受けました。

去年は4人でしたが、今年は5人となりました。
皆良い感じでしたが、特に理華ちゃんのノリの良さが際立っていました。

Guys and Dolls、 Anything goes

Guys and Dollsで男役、Anything goesで娘役と演じ分けていました。
衣装だけではなく、歌い方や仕草も変えていました。
宝塚を辞めて大分経っているのに、現役男役トップスターといっても過言では無いかも・・・。

Danny Boy

まさかの新プロです。

切なくて優しいプログラムでした。
間違いなく名作。何度でも繰り返し観たくなります。

これは今後の単独公演で採用されていくのではないでしょうか。

まとめ

出演者がひとり増えましたが、去年同様の時間で終わりました。
コンパクトですが、一つ一つが濃密で見応えありました。
入場時に配られたシンクロライトで満天の星のひとつになれたのも嬉しかったです。

セットリスト