Fantasy on Ice 最終公演
公演日時:2019.06.14 18:00
場 所:富山市総合体育館
4週に亘って開催されたFantasy on Ice も最終公演となりました。そして私にとっては現地観賞千秋楽です。
富山に足を踏み入れたのは初めてです。
会場は富山駅から歩いて行ける場所にあります。しかもほぼ1本道。分かりやすくて良いです。
仙台駅から楽天生命パークに行くより近いです。サンプラザぐらいかも・・・。
今回の席
ロングサイドですけどこれまでとは反対側。ステージ向かって右側の2列目の端の方でした。
仙台公演初日の対角線あたりです。
ステージを見るとこんな感じです。
仮設のスタンドですが、薄めとはいえクッションのある椅子で座り心地も良かったです。
近くにはこんなものもありました。
このボンベから延びているコードを辿ると
ここに繋がっています。
スモークの元と吹き出し口でした。
最終公演だから
最初からすごい熱量でした。
オープニングはアップテンポの『残酷な天使のテーゼ』
神戸公演からの演目でとても評判が良く、見るのを楽しみにしていました。
聞いていた以上の演目でした。
これを見ただけで満足度が上がりました。オープニングなのに・・・。
すごい気遣い
今回の席は目の前でジャンプを跳ぶ人が多い場所です。
羽生くんもオープニングで登場した時にはこの角で4回転トーループを跳んでいました。
間近で見られると思っていたのですが・・・。
少し中央よりで跳びました。
それだけでなくマスカレイドの時もショートサイドの端には行かないように演技していました。
不思議に思ったのですが、ショートサイドの2階席に『注釈付き』ではないのにリンクが見切れてしまう席があったようです。
そのためその席の人たちはジャンプがほとんど見られなかったとか。しかし羽生くんはショートサイドの端を使わなかったので、その演技が全て見えたそうです。見切れ席があることを知ってあえて端を使わなかったのでしょう。
富山のリンクは他の3会場より小さいのですが、さらにそこを小さく使うというのは簡単にできることではありません。特にジャンプの軌道を変えるのは誰にでも出来ることではないです。
実際、伸びやかなスケーティングと豪快なジャンプが魅力な坂本花織ちゃんは、リンクから飛び出しそうになりましたから😅
ブラッシュアップされたマスカレイド、そして
羽生くんのマスカレイドはさらにすごいものになっていました。
2週間前に仙台で見た時もすごく進化していると思いましたが、より進化しています。
Toshlさんの歌と羽生くんの演技、お互い認め合って全力でぶつかってその相乗効果で素晴らしい作品が出来上がりました。
クリスタルメモリーズとは双子という設定(P&Gのトークショーより)とのことでクリスタルメモリーズの振りが加わりました。良いアクセントになっています。
これを見られたのは嬉しいです。が、今回3会場4公演見ましたが全て1日目か3日目です。2日目の演目であるクリスタルメモリーズを生で見られなかったのは残念です。まさかこういう演技パターンになるとは思っていなかったので・・・。
驚かされたのはフィナーレの一芸大会もです。
いつものように最後に出てきたのですが、今まで違う軌道で跳びにいき・・・。
4回転フリップでした。
怪我明けのこの時期にルッツを跳んだだけでも驚きなのに、フリップも跳ぶとはビックリです。
神戸の最終日にルッツに成功したので変えてきたのでしょうが、向上心に感心することしきりです。
おまけ
そういえばフィナーレの群舞で、男女がペアになって滑る中、ランビエールが一人で滑っていました。何故こんなことになったかといえば、この回だけJOCの表彰に出席する紀平さんがいないのですよね。
そしてランビエールは『お一人様で寂しい』感じを醸し出していました。状況に合わせて演技を変える辺りさすがです。